目標の2つの役割
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学習目標は単なる記録ではありません。会話中はAIに渡され、会話後には各目標に取り組めたかどうかの確認に使われます。この二重の役割があるため、シラバスよりも言葉選びが重要になります。

- 会話中:AIが各目標について、自然に話題にのぼる機会を作る
- 会話後:各目標に取り組めたかどうかを確認する
レモンより: AIは、目標をチェックリストのように消化するのではなく、自然に話題にできるきっかけを作るよう指示されています。良い目標なら、それが簡単になります。
授業の内容ではなく、学習者の行動を書く
最も役立つ目標は、学習者が会話の中で行う、観察可能な行動を表しています。シラバスでは問題なく使えるトピック名のような目標では、AIは何に向かって会話を導けばよいかわからず、確認する側も何を探せばよいかわかりません。
トピック名 — 使いにくい
過去形。
これが会話に出てきたかどうか、AIには判断できず、確認する側にも判断できません。
観察できる行動 — 使いやすい
過去形の動詞を使って、先週末にあったことを説明する。
AIはそのためのきっかけを作ればよいとわかり、会話の後には、学生がそれを行ったかどうかが一目でわかります。
これも良い例
メニューについて、店員に2つ以上質問する。
数えられ、シナリオの中で自然に起こり、行われたかどうかがはっきりわかります。
レモンより: 各目標は、学生が行う動作を表す動詞を軸に書きましょう。たとえば、描写する、尋ねる、交渉する、説明する、比較する、断る、などです。
3~5項目がちょうどよい
編集画面では3~5項目の目標が推奨されており、この目安には従う価値があります。1~2項目では会話の方向性が定まりません。6項目ほどを超えると、AIが一度に多くのことに向かって会話を導こうとするため、会話というより面接のように感じられるようになります。
- 目標1~2項目:会話があちこちにそれる
- 目標3~5項目:方向性は十分で、自然さも保てる
- 目標6項目以上:AIがチェックリストを順にこなし始める
レモンより: 練習したいことが8つあるなら、それはアクティビティ1つではなく2つ分です。
シナリオで実現できる内容に目標を合わせる
目標が機能するのは、シナリオの中にそれが起きる場面がある場合だけです。当たり前に聞こえますが、これが最もよくある食い違いです。たとえば、何も売っていないシナリオに値段交渉の目標を設定してしまうケースです。
合っていない
シナリオ:駅への行き方を尋ねる。 目標:2つの選択肢のうちどちらが良いかを伝え、その理由を説明する。
これを行う自然な場面がありません。AIは不自然に無理やり持ち込むか、まったく触れずに終わるかのどちらかになります。
合っている
シナリオ:駅への行き方を尋ねる。駅へのルートは2つあり、1つは速いが乗り換えがあり、もう1つは時間がかかるが乗り換えなしで行ける。 目標:2つの選択肢のうちどちらが良いかを伝え、その理由を説明する。
これで、目標に必要な場面がシナリオの中に含まれました。
レモンより: シナリオと目標は一緒に書きましょう。場面の中に居場所のない目標があれば、どちらかを変えてください。
目標の語彙・表現
目標の下には「目標の語彙・表現」欄があります(1行に1項目)。これらはAIに渡され、AIは学生がそれらを使いたくなるような自然なきっかけを探します。AI自身が使うのは、会話の流れに合うときだけです。
良い語彙リスト
la cuenta, por favor pagar con tarjeta ¿Qué me recomienda? está muy rico para llevar
レストランのシナリオに自然に合う5つの表現です。どれも1回の会話の中で無理なく出てきそうです。
レモンより: 1回の会話に本当に合うものだけに絞りましょう。30語も並べると、そのほとんどは一度も出てきません。
ヘルプとヒント:学生が実際に読むメモ
同じステップにある「ヘルプとヒント」欄の内容は、会話中に「詳細」›「シナリオ」で学生に表示されます。学生が行き詰まったときに見る場所なので、その価値は非常に大きいのですが、空欄のままにされていることがよくあります。
行き詰まったときのためのメモ
ランチを注文する場面です。試してほしいことは2つ。店員におすすめを聞くことと、最後にお会計を頼むことです。詰まったら「no entiendo」と言っても大丈夫です。店員が言い換えてくれます。 完璧でなくても気にしないでください。話し続けましょう。それが一番の目的です。
タスクを示し、助けになる一言を教え、プレッシャーを和らげています。それをわずか4行で実現しています。
レモンより: 緊張している学生に、詰まったときにどうすればよいかを伝えることは、ほかのどんなヒントよりも価値があります。
レベルとグループの背景を設定する
このステップでは、目標とするACTFL習熟度レベルと、グループに関する特記事項の入力欄も設定できます。レベルはAIが使う語彙の難しさと発言の長さを左右し、補足欄はレベルでは表せないすべてを補います。
- 目標習熟度:AIが合わせるACTFLのサブレベル
- 習熟度の補足情報:継承語話者、読解中心の学習歴、レベルのばらつきが大きいなど
レモンより: 各レベルで実際に何が変わるかは、「習熟度とペース」ガイドをご覧ください。

